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翻訳会社で15年以上さまざまな業務を担当してきた筆者が、業界の最新の事情などについて思うところを書いていきます。
翻訳と通訳
通訳と翻訳。もちろん全然別のものですが、一般的にはあまり違いが意識されていないような気がします。

ときどき、仕事の依頼をいただく際に、混同されている方もいらっしゃいます。ですから、翻訳会社・通訳会社の側が、まずはしっかり言葉を定義して使うことが必要ですね。

実際、翻訳者で通訳をやっている人、通訳者で翻訳をやっているという人も多く、「相互乗り入れ」も進んでいます。でも、考えてみると、通訳者と翻訳者に求められるものは、共通点もありますが、違う点も多くあります。

共通点としては、異なる言語間のコミュニケーションをサポートする仕事として、正確さが求められるということがあると思います。

相違点としては、通訳の場合は瞬間的に訳していく必要があるため、その場その場のスピードとテンポが重視されるのに対し、翻訳は、文章の形で後に残るため、全体の整合性や読んだときのリズムが重視されるということでしょうか。

必要な資質としては、もちろん、両方とも語学力が必要であることは間違いありませんが、通訳の場合の瞬発力と、翻訳の場合の持続力や粘り強さという具合に、全然逆の性質のものとも言えます。

通訳者兼翻訳者として仕事をしている方も、両方をオールマイティーにこなせる人というのはほとんどいないのが実情です。はっきりと、通訳者タイプの人と翻訳者タイプの人に分かれるように思います。

仕事を出す側としても、その点を意識して、当人のタイプに合わせて仕事を依頼するのがよいと思います。

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