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翻訳会社で15年以上さまざまな業務を担当してきた筆者が、業界の最新の事情などについて思うところを書いていきます。
中国と日本
先日、中国の翻訳会社の日本法人の代表の方とお話しする機会がありました。

中国では、翻訳の仕事もフリーランスではなく社員が行うのが一般的です。その会社も100人単位で社員の翻訳者を抱えていて、IT関係や機械関係、また特許分野の翻訳を行なっているようです。

ほかにも、そのような規模で翻訳の仕事をしている会社は中国にはいくらでもあります。

考えてみると、日本の翻訳会社で100人単位の翻訳者を社内に抱えているところは、おそらくないのではないかと思います。大きいところでも、全社員数をカウントしても、100人を超える会社は5社くらいでしょうか?

もちろん、会社の規模や社員数で、できる仕事の大きさがすべて決まるわけではありませんが、中国という国の大きさを思い知らされます。

これからの日本は、超高齢化社会を迎え、人口が急速に減っていくなかで、そのような大国と競争していかなければなりません。

翻訳の世界でも、中国(やインド)が急速に力を付けています。中国語だけではなく、日本語の翻訳を取扱い、なかなか評判のよい会社もあります(それでいてとんでもなく安い!)。

これまでは日本語の翻訳は日本でという暗黙の了解がありましたが、これからは日本語の翻訳であっても日本の会社に自動的に流れてくるわけではありません。日本の翻訳会社はもっと危機感を持たなければならないと思います。

高コスト体質を余儀なくされる日本の会社が国際社会で競争力を持っていくためには、よく言われることですが、何らかの付加価値を付けて、中国やアジアの会社とは明らかな差別化を図っていく必要があります。

翻訳の場合の差別化ってなんだろうと考えると、なかなか難しいのですが、サービスの向上というテーマを突き詰めて考えていく必要があるのかなと思います。

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