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翻訳会社で15年以上さまざまな業務を担当してきた筆者が、業界の最新の事情などについて思うところを書いていきます。
道路の右側通行と左側通行の話
日本は車は左側を走ります。でもアメリカでは右側を走ります。

世界でどんな国が左側通行、右側通行なのか調べてみました。こんなふうになっていたんです(地図参照:Wikipedia より)。青が左側、赤が右側通行です。

map

左側通行は日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドだということは知っていましたが、インドもだったんですね!あとインドネシア、パキスタン、タイ、マレーシアも。

人口比で言うと、左側通行 34:右側通行 66 なんだそうです。

右側通行、左側通行、起源はあるのでしょうか?いろいろな説があるようです。

まず左側通行について、かつて、武士や騎士は刀や剣を左に差していました。右利きだとそうなりますよね。

右側通行だと、すれ違うときに刀や剣がぶつかり、決闘になってしまうため、左側通行と決められたのだとか。

逆に右側通行はナポレオンが広めたという説があります。

まずはナポレオンが左利きだったからという説、当時の大英帝国を中心とする軍隊は左側通行に慣れていたので、左翼からの攻撃に弱いとのことにいち早く気が付いたナポレオンがヨーロッパを席巻したことからの影響であったとする説もあります。

またアメリカを中心に馬車が大型化していき、馬の多頭引きが増えて来ました。

そうなると、御者は、右利きが多く右手で鞭を扱う場合、左側に座ることになります。すれ違う場合は、右側通行の方が便利になります。

日本は左側通行の国ですが、戦後アメリカの統治下にあった沖縄は返還後の 1978 年 7 月 30 日まで右側通行でした。

この日を境に日本本土に合わせて再び左側通行に戻し、このプロジェクトを730(ななさんまる)というのだそうです。

車の対面通行の話だけでは翻訳とは関係ありません。

ただ、「国境を超えて異なるもので、それが不便だということ」「その不便を解消するための方法」ということで翻訳またはローカライズの話にもつながります(無理やりな感じですが)。

日本は島国ですので、国境がありません。
ただ、世界には左側通行の国、右側通行の国が隣り合っていることがあります。

その場合、国境ではどうするのでしょうか?

一例があります。タイ=ラオス友好橋です。

タイ(左側通行)とラオス(右側通行)の間にあるメコン川を渡る橋です。タイ国内は「左側通行」、一方のラオス国内は「右側通行」となっているため、橋自体は左側通行で、ラオス側で上下車線が交差しているのです。

海外での右側通行には慣れるしかありませんが、この「タイ=ラオス友好橋」のように文化、風習の違いをうまく橋渡しするような働きが「ローカライズ」といえるかもしれません。

以上、翻訳のよもやま話でした。
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